鹿児島にあるデイサービスセンターで業務用エアコンクリーニングをさせて頂きました!
こちらのデイサービスは三年前に建てられて三年目のダイキン製の業務用エアコン4方向なのですが、使用時間も長くこれまで一度もフィルターのお掃除もされたことがなく、このコロナ禍ということもあり一度エアコンクリーニングをお願いしますとのことです。
デイサービスなので、飲食店についている業務用エアコンとは違い油を吸ったり・タバコの煙を吸ったりというわけではなく、しかもまだ三年目なのでそこまで酷い汚れではないと思います。
しかし、それでもワンシーズン使えば多少はカビが繫殖するので決して意味のないことはないです。それでは何時ものように業務用エアコンの動作確認から行います。
エアコンからは特に嫌な臭いがすることもなく、動作も問題ありません。動作確認に問題がなければエアコンの下や周りを養生して、ブレーカーを落として分解の準備をします。
これまで一度もフィルターをお掃除されたことがないということで、このとおりフィルターはホコリで目詰まりしています。エアコンは、室内の空気を取り込んでその取り込んだ空気の温度を変換して吐き出しているのですが、エアコン内部に直接ホコリやごみが入らないようにフィルターがあるのです。
しかし、このようにフィルターがホコリで目詰まりしていると、エアコンが室内の空気を上手く取り込めなくなるのでエアコンの効きが悪くなります。
フィルターを綺麗に洗いました。
ご家庭でフィルターのお掃除をされるときは掃除機でホコリを吸うという方法でもいいのですが、より綺麗にされたいときはやはり洗剤を使用して洗う方がいいです。
最初にシャワーの水圧でホコリを飛ばして、その次は中性洗剤・カビ取り洗剤をかけて柔らかいブラシで洗いシャワーですすげば綺麗にでき除菌も同時にできます。
この部品はドレンパンというものです。
ドレンパンはエアコン内部で結露した水を受けとめるいわばお皿の役目をしています。
しかし、水を受け止める・濡れている状態にあるのでやがてそれはカビに変わります。
熱交換器に付着したホコリや汚れも流れてくるのでドレンパンは非常に汚れる場所です。
カビやホコリで汚れているので、悪臭もします。エアコンをつけたときにかび臭い・嫌なにおいがするのはこの部分の汚れの影響も大きいですし、衛生的にもよくはありません。
業務用エアコンは下から見ても「フィルターにホコリが付いているな。」「吹き出し口がくろくなってきたな。」というぐらいしかわかりませんが、内部はこんなにも汚れています。
プロの「業務用エアコンクリーニング」ではこういった見えない部分の汚れも徹底的に綺麗に清掃・除菌します。
ドレンパンの汚れを洗剤とブラシを使って綺麗に洗いました。
隅の汚れは落としにくいので小さいブラシで綺麗にします。ドレンパンは発泡スチロールなので、カビが付着すると黒くなって擦るだけでは綺麗にならない時があります。そんな時は漂白剤を塗って綺麗にします。
これで、エアコンからするかび臭い臭いも改善されます。
これは、ファンです。このファンが回ることでエアコンから風が出てきます。
このファンにもホコリやカビが付着していて白っぽく汚れています。表側・裏側もくまなく綺麗にします。ファンの羽根の部分は薄くなっているので破損しないように慎重に扱い洗浄します。万が一、羽根が一部でも破損してしまえば回転のバランスが崩れて異音がします。なので、気をつけて取り扱いましょう。
フィルター・ドレンパン・ファンは取り外したので、外で丸洗いして綺麗にしますが、エアコン内部の部分(アルミフィン)は取り外すことができないので、写真のようにエアコンクリーニング専用の養生をして、外部に水や洗剤が飛び散らないようにしてこの中でアルミフィンを高圧洗浄機で綺麗にしていきます。
洗浄前のアルミフィンです。見た感じはそんなに汚れていないように見えます。
アルミフィンが汚れていると、エアコン本来の働きが出来ない為余計な電力を消費することになります。(エアコンが冷えにくい・暖まりにくいという状態になります)
エアコンクリーニングをすることで10~30%の節電になります。
高圧洗浄機で洗浄すると表面には見えていなかったカビやホコリの汚れが、アルミフィンの中からいっぱい出てきました。
あっという間にバケツの中は真っ黒な水でいっぱいになりました。
高圧洗浄機を使用して洗浄することで表面だけのお掃除ではなくアルミフィンの中に詰まっていた汚れも綺麗にすることができました。
エアコンクリーニング後はアルミフィンや部品を乾燥させて元通りに組み立てます。
その後、ブレーカーをいれて電源をいれ動作確認をします。
クリーニング後はクリーニング前と違い爽やかな風がエアコンから出てきます!
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